根津神社の亀
根津神社のつつじ園
根津神社石塔
根津神社のカンカン娘
第三十五回 根津のつつじのカンカン娘

以前、テレビの情報番組で根津界隈、いわゆる谷根千のレポートを見た。その時、今でも玉売りをしているウドン屋が根津に一件ある、ということを知った。

20数年前、小学校へ上がったばかりの頃は、まだ僕の住む幡ヶ谷の商店街にも玉売りのウドン屋、というものがあった。ガラスに木枠というスタイルのケースに、小分けされたうどんや焼そば用のそばが並べられていた。スーパーで買うモノよりも何処か美味しい気分がしたものだった。
極私的東京百景認定032
掛線
根津二丁目
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根津神社のカンカン娘
郷愁に誘われたGWの週末に、玉売りの焼そばを買って鉄板焼きで晩飯、というのもいいなと思った。そんなわけで、文化の日に、代々木上原から千代田線に乗って根津へ出かけてみた。千代田線に乗るのは久しぶりだ。
不忍通りと言問通りの交差点に出るや、早くも人で賑わっていた。何やら「祭りの匂い」というものを嗅ぎ付けた僕は、その流れに任せて歩いてみることにした。

辿り着いたのは根津神社だった。GW前から「つつじ祭り」が始まっていたのだ。ちょっと一服がてら立ち寄る。中へ入ると、何やらハワイアンなムード流れる一角が。よくあるリサイタル大会だ。華やかな色使いの衣装と花飾りに身を包むちょっと盛りを過ぎた「カンカン娘」が踊っている。「フラブルメリア」というグループらしい・・・。
奥へ行くとつつじ園がある。手前の池には亀のカップルが首を伸ばしあって「つつじ」を仲良く見上げている。亀も見とれるつつじだけあって、見事に整っている。

祭りといえば、やはり出店。こういう出店のお好み焼きや焼そばには目がないのだが、ここで誘惑に負けては今日の計画が破綻するので、グっと堪えて神社を後にし、根津界隈を練り歩く。隠れ家的な渋い店「根津BAR」というのがあった。こういう発見が面白い町だ。ソレっぽい店はポツポツあるのだが、製麺所の類いの店が一向に見当たらない。うろ覚えの限界、というやつだろうか。

「根津と聞いたけど、根違いということも・・・」と思って、言問通りを東へ進んで、台東区根岸の方へも行ってみることにしたが、尾久橋通りを歩いているうちにいつの間にか日暮里へ。「やっぱり根津かな」と西日暮里を回って道灌山下から不忍通りへ入って再び根津へ。
しかし、どうにも見つけることができず、赤札堂で野菜と肉とそばを買ってトボトボ帰るハメになってしまった。
根津神社入口
根津BAR




子どもの頃、学校の帰りによくつつじの花をむしって、先っぽを口に含んで歩いたことがあった。ホンノリ甘い味がして、片っ端からむしっていた。

しかし、よく考えてみると、甲州街道沿いに咲いていたので、排気まみれで体には悪かったかもしない。