すみれ幼稚園横の公園にて
永山南公園の花
永山南公園の花
諏訪の谷通り
永山中そばの切り通し
極私的東京百景認定031
京王永山(後編)
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中諏訪小学校跡地にて
第三十四回 答えなど何処にもない

10時半過ぎに家を出た僕は、再び京王永山へ向かった。到着するや、永山団地の切り通しを抜けてゆく。途中、永山南公園で一服。GW中の閑散とした雰囲気。誰の曲だかわからない有線が聞こえてくる。何だかとても寂れた感じがした。諏訪中へと続く道のところを左へ曲がると、中諏訪小学校前へ出た。

無論、いろんな事情があったろうし、大凡の検討はつく。が、安易に言葉の中に答えを求めるつもりはなかった。どんな町でも変わる。社会派気取りは好きになれない。

明日になれば子どもたちがこの道を駆けてきて、いつもと変わらぬ授業を受けるんじゃないだろうか。と、そんな空想をしてしまう元中諏訪小学校の佇まい。地図が正しければ、この学校は少なくとも9年ほど前に廃校になっているはずなのに、見えるはずの「風化」が見当たらない錯覚に陥った。しかし、それも単なる陽炎に過ぎなかった。

「多摩市諏訪いきがいデイサービスセンター」と書かれた入口を見て、中諏訪小学校の廃校を遅まきながら確認した。廃校舎を近隣住民のための施設にする、というのはよくあるが、あまり積極的に活用されているのを見た試しがない。どうやらココはそれなりに機能しているように見える。「風化」が見当たらない気がしたのはそんなせいだったのかもしれない。

近くの公園で僕は、元南諏訪小が母体になった合併に少しだけ安堵を覚えつつ、久しぶりにボールを蹴った。
中諏訪小学校跡地にて
中諏訪小学校跡地にて
諏訪南通りへと続く小径
中諏訪小学校跡地にて