光が丘のランドマーク
光が丘IMA前通り
ねりまの名木、くすのき
光が丘公園内のある風景

第二十六回 初夢前のオオタカ

都営大江戸線が開通するまでは全く縁のなかった練馬区は、今でも中々縁のない場所だけど、光が丘だけは数年前から度々縁があって訪れている


恥ずかしながら、実は今でも練馬区というと大泉学園と石神井公園ぐらいしかわからない。つい先日まで井草も練馬区だと思っていたくらいである。本当は杉並区ですよね。

極私的東京百景認定025
掛線
光が丘公園
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バードサンクチュアリ内の標本
さて、その練馬区の中でもここ光が丘は米軍住宅があった場所で、それを80年代に入ってから大きな公園と住宅に変えていった新しい街である。

こういう新興住宅地は、子どもの頃、よく多摩の方へサッカーの試合を行った時の感覚を思い起こさせる。
そこだけで完結されているようなイメージ。いろいろな店が集まっているから、都心に出かけてゆく必要がなさそうな感じだ。

入口付近にはスケボー少年たちが右に左に動いている。中ほどまで気持ちのよい並木に誘われるように続く道から、僕はグルっと一回りするように歩き始めた。

公園内のメインは中央に位置する高い丘陵。春にはここに地元の住宅民が占領して、宴が開かれるようになるわけだ。しかし、この丘陵以外の場所は入口に程近い西側の一部分を除いて、ほぼフラットである。

入口近くまで歩いてくると、バードサンクチュアリがお目見えする。原生林を保つ場所を双眼鏡で覗くのだ。手前には沼があり、その向こうにある茂みをじっと覗く。ある老人がしきりに「オオタカがいますよ」と独り言のように告げて歩くので、聞いたフリをしながら、パイプ椅子をそっとひきつつ、恐る恐る覗いてみた。すると、白い立派なオオタカが枝の上に佇んでいた。

一フジ、二タカ、三ナスビ。初夢にみると縁起がよいものだが、僕は年を越す前に見事な鷹を観てしまった。こういうの、何の御利益もないんですかね?
木のつらら



上の写真が、かつてここを訪れていたオオタカの標本なのかどうかは調べずじまいだったのだが、まさか光が丘でオオタカを見ることができるなんて思ってもみなかった。
バードウォッチングはいささか地味だけど、ここで一度オオタカを見ておく価値はあると思う。
霜柱。薄氷を踏む。