3つの区にまたがる町
笹塚駅前の様子
笹塚十号坂通商店街
3つの区にまたがる町(図説)
1 杉並区方南1-16

2 中野区南台4-64

3 渋谷区笹塚3-61
第18回 自転車泥棒

ぼんやりと地図を見ることがある。目を右往左往させてみると、たまに小さい発見をする。何でもない路地が三つの区にまたがっていたりすると、冷やかし半分に写真を撮りに出かけたくなる。

笹塚駅前から甲州街道を渡って十号通り商店街、先日祭りのあった十号坂商店街を抜けると、落ち着いた路地にでる。そこから先へ入ると左の写真のような場所に着く。狭い路地である。
笹塚十号坂通商店街の縁日
3つの区にまたがる町の地図
町歩きエッセイ『極私的東京。』タイトルロゴ
掛線
界隈
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笹塚駅前の地図
学校というのは大概「学区」で分かれていたりするが、こういうところに住んでる人はどうするのだろう。中学にもなると、ちょっと不良っぽいことをしたくなる年頃だ。向かい合った3軒がいずれも違う学校だったりすると、下校時にはち合わせたら気まずい空気が流れたりするのだろうか。

これからの散歩の愉しみ方の一つを覚えた僕は、子どもの頃「水の公園」と呼んでいた幡ヶ谷第3公園で一服することにした。新宿からまっすぐ伸びる水道道路。この道路の特徴は歩道橋がない、という点にある。並木道が延々と続くこの道は、とても綺麗だ。

9月最初の日曜日。まだまだ蚊が多くて、公園のベンチで一服というのはあまり落ち着かない。この辺は子どもの頃からの遊び場だったが、駅前も少しずつ変わっている。

ふと、ここで自転車を盗まれたことを思い出した。
小学校2〜3年だったろうか。笹塚駅前でいつものように自転車を止めて、クイーンズ伊勢丹21の紀伊国屋でマンガの立ち読みをしている間の出来事だった。

自宅から歩いて来られる場所だったが、「遠出の足」を取り上げられた感覚は、子どもには十分ショックだった。以来、「ホビーショップえんどう」に出向くことはほとんどなくなった。友人とのガンプラ争奪戦は、初台のプラモデル店へと移った。近所の王子製紙の社宅に住む一つ年上のNくんに新入荷のプラモを先越されたのも、自転車のある彼と、足で走る他なかった僕との差だったのだ。

ここに掲載されたもの以外の写真はこちらへ。)
幡ヶ谷第三公園の風景1
幡ヶ谷第三公園の風景2
水道道路を臨む